見出し画像

iPhoneもいいけどAndroidもね

メグリでプランニングを担当している篠キチです。

今回はちょっと息抜き的なコラムのつもりで読んでいただけるとよいかと。iPhoneとAndroid、どっちがいいか的な話です。

まあ、どっちもいいんですけど(終了)。



僕はアプリを作る仕事をしてるので、普段からiPhoneとAndroidを2台持ちして常用してます。

普段使いとしてはiPhoneがメインですが、それほど高機能を求めてないですし、あまり筐体が大きすぎるタイプは好きになれなくて、ここ最近はずっとSEシリーズを使っています。Touch IDもお気に入り。

そして、いま使っているAndroidの端末はPixel 6aです。それ以前は超小型で話題になったRakuten MiniやRakuten Hand、Pixel 3なんかも使ってました。Miniはさすがに小さすぎた感じしますが、Handは廉価な割にそこそこ性能もよくバランスいい機種だったと思ってます


若者はiPhoneが好き?

まあ普通はスマホ1台しか持ってないと思いますが、もし好きなスマホなんでも買ってあげると言われたら、みなさん選ぶのはiPhoneでしょうか? それともAndroidでしょうか?
どうせ買ってもらえるんだったらと、超高い2つ折りのスマホとか選んじゃう感じでしょうか?


2015年のアンケートなんですが、当時僕が衝撃を受けた記事があるのでちょっとご紹介したいと思います。
原宿の女子高生に、次に買うならiPhoneかAndroidか聞いたものです

このアンケート結果、iPhoneを選んだ女子高生、100%

iPhoneユーザーの女子高生に聞いてるのでかなりバイアスかかってるとは思いますが、それでも100%はヤバい

2015年当時の状況を振り返ると

  • 既にdocomo、au、SoftBankの3社からiPhoneは出ていた

  • AndroidのOSバージョンは4系、5系が主流で、動作も安定し始めていた

  • 国内のiOSとAndroidの比率はほぼ1:1 → 出典記事

という感じだったので、販売状況を見る限り五分五分。極端にiPhoneが人気あったわけでもないんですがこの結果です。

ちなみに日本ではこのあとiPhoneの比率が高くなっていき、調査会社によって結果が違ったりもしますが、だいたいiPhone:Androidは7:3くらいになっているようです。


同じような話は米国にもあります。

米国では若者の間でiPhone率が急激に高まっているらしいんですが、実はiPhoneのiMessageを使うとiPhoneとAndroidで吹き出しの色が異なっていて、これが原因でスマホがAndroidなことがわかってしまいトラブルになっていると。

Google側がAppleに色を同じにしろって言っちゃうのは、若者にAndroidが人気ないのを認めちゃってる感じがして、個人的には微妙な気がしてますが、若い世代にiPhoneが人気あるというのは、少なくとも日本と米国では傾向として確かにありそうです。


業種によっても差が大きい

僕は仕事でいろいろアプリを作っていて、その分析データを見ることも多いんですが、iPhoneとAndroidの比率はアプリを提供している業種やブランドによっても大きく変わることがわかっています。

※MGReに標準でついてくる分析ツール『MGRe Insight』で、アプリのOS比率なども簡単にわかります。


スーパーマーケットなど日用品を扱う小売店の場合はAndroidユーザーが比較的多くなる傾向があり、ほぼ1:1になっているアプリもあります。

スーパーマーケットのユーザーはシニアや主婦層の比率が高い傾向があるので、これが影響している可能性は考えられます。特にシニア層にはAndroidがベースのシニア向けスマホが普及したので、これがAndroidの比率を押し上げる結果になっているのかもしれません。


逆にアパレルブランドのアプリだと極端にiPhone比率が高くなる場合があり、僕が見た中ではiPhone:Android=7:1というアプリも実際にありました。

このブランドは若者向けというわけではなく、幅広い年齢層に受け入れられているので、そのブランドを選ぶ嗜好性がiPhone選択にも関係している、といったことはデータから推測できそうです。


このように一口に日本ではiPhone人気が高いといっても、年代・性別・趣味嗜好で実際にはかなり差があることがわかります


使い心地の差はどうか

女子高生へのアンケートではiPhone選択理由に「かわいいケースがいっぱいある」みたいな理由が挙げられていました。ヨドバシアキバのスマホグッズコーナーに行ってもそれは一目瞭然です。ケースや保護フィルムなどのバリエーションの面ではiPhoneとAndroidには歴然とした差があります。

また業種によった差異の話でもブランドによって偏りがあることがわかっていて、このあたりの話を総括すると、機能とか性能とか言うよりはファッション性とかAppleのブランド力とかそういった要因が大きく関わっていそうです。

では、スマホの性能や使い勝手の面でiPhoneとAndroidに決定的な差はあるんでしょうか。


ここからは長年iPhoneとAndroidを2台持ちしている僕の主観によるお話になりますが、正直どちらを選んでも困ることはないし、使い勝手の面で優劣はほぼないと感じます。


女子高生にアンケートを取っていた2015年頃だと、まだiPhoneのほうが使いやすかった印象あります。動作がもたついたり不安定だったりという印象が当時のAndroidスマホを使っていた思い出としてあります。


しかし2018年に発売されたPixel 3を使ったとき、僕の中でAndroidに対する評価がかなり変わりました。仮にスマホを1台だけに絞るとしても、もうiPhoneじゃなくてもいいなと思ったくらいです。軽快に動くし、機能的にもiPhoneにしかできないというものは特に見当たらず。

またPixel 3で衝撃だったのはカメラの性能です。これは当時のiPhoneのカメラ性能を大きく凌駕するものでした。特に夜景撮影のクオリティがハンパない。

社員旅行で函館に行ったときにPixel 3で撮った写真がblogに残ってました

またiPhoneは端末の大型化が進んで、iPhone 13 miniかiPhone SE系以外は片手で扱うのがしんどい大きさになってしまったと感じてます。

Androidも大型化の傾向は同じですが、機種のバリエーションが豊富なのでRakuten Handのように片手に収まるサイズの端末も選択肢として出てきます。いまはPixel 6aを使っていますが、Rakuten Handはかなり使いやすい端末で気に入っていました(現在はうちの子ども用のスマホになっています)。


もちろんUIの違いがあるので多少の戸惑いはあると思います。ただ、いまのAndroidはそれほど違和感なく直感的に操作できますし、iPadとRakuten Handを併用しているうちの子も特に戸惑うこと無く操作できているようです。あまり心配は無いと思います。

Appleユーザーから見たAndroid評価については、ちょっと古いですがこの記事が参考になります。
僕はもう少し前のPixel3が出たタイミングでしたし、2台持ちなので移行作業とかはありませんでしたが、当時の評価としてはほぼ同意です。

iPhoneじゃ無いと困ることがあるとしたら、個人的にはApple Watchを使う場合くらいかなという気がします。これはさすがにiPhoneがないとキツいかな



個人的にiPhoneもAndroidもどっちも好きなので、なんならみなさん2台持って、両方試してみたらどうですか? くらいに思ってますが、iPhone15の発表を見た後にiPhone高いなーとか思ったりしたら、型落ちiPhone探すのもいいですが、Androidを選択肢の1つとして入れてみるのもいいんじゃないかと。多様性の時代ですし。知らんけど




この記事が参加している募集