MGRe Insight|データの可視化により、アプリマーケティングを実現
こんにちは!
メグリでコンテンツ制作を担当している、永井です。
今回は、MGReの導入企業の皆さんがアプリ運用時に利用する管理画面の中にある「MGRe Insight」というツールについて紹介します。
それでは、早速ツールと機能のお話に移ってまいります。
MGRe Insightとは?
まずは、MGRe Insight(メグリ インサイト)の特長と使い方をお伝えします。
何のためのツールか
MGRe Insightは、アプリに関するデータを誰にでもわかりやすく見せ、理解しやすくすることにより、適切な次のアクションへ役立てられるツールです。
アプリ全体の利用状況
ユーザーの利用状況
上記の2つをベースに、必要な情報を厳選してピックアップしているため、知識が無くてもアプリの利用状況をひと目で把握できます。
解決したい課題
MGRe Insightは、導入企業のお客様と向き合う中で見えてきた、以下のような課題を解決したい思いで作られたツールです。
日々忙しく時間がとれない
分析・施策ツールをつかいこなせない
アプリの成果分析ができていない
そもそも効果的な施策がわからない
使い方
MGReの導入企業が運用時に利用する、アプリの管理画面内に組み込まれています。
サイドメニューの中にある、「Insight」内の「分析」および「施策・データ出力」をクリックすることで各機能を利用できます。
誰が使える?
アプリプラットフォーム「MGRe」を導入する皆さまにお使いいただけます。
費用
MGReの導入企業様は無料で利用可能です。
ただし、一部の機能においては有料オプションとなります。
MGRe Insightでできること
MGRe Insightでできることは、大きく分けて2つあります。
アプリ独自のデータ収集・蓄積
データを外部システムに渡せる
1. アプリ独自のデータ収集・蓄積
Webサイト運営をされている方は、Google アナリティクスを活用してデータ分析をするケースが多いですよね。
そもそも、Google アナリティクス 4(GA4)はアプリ計測のために作られたサービスだったりもします。ただ、専用のSDKを組み込むことが必要で、アプリ開発ベンダーによっては対応をしていないケースもあります。(MGReは対応しています。)
加えて、企業のマーケティングやDX推進にアプリを活かしてもらうためには、MGReで独自にデータを蓄積して活用できる仕組みが欠かせなくなると考え、Insightは作られました。
新規ユーザー数
アクティブユーザー数
ECコンバージョンを生み出した数(※)
ユーザー定着率
アプリ継続利用期間
使用OS(iOS、Android)の割合
性別・年齢の分布
プッシュ通知許可設定(オン・オフ)の内訳
位置情報許可設定(オン・オフ)の内訳
これらのような情報をアプリの中に蓄積でき、管理画面を開けばいつでも確認できます。
※ECコンバージョン計測機能については、2023年7月から順次、各アプリに実装する予定です。MGReをご利用中の企業様は、弊社CS担当者までお問い合わせください。
2. データを外部システムに渡せる
MGReでは、Insightを利用することで、管理画面からアプリに関するデータを確認できます。
ただ、企業によってはメインのチャネルがアプリではなかったり、アプリのデータをWebサイトや店舗の購買データ等と組み合わせて、総合的なマーケティング施策に活かしたいというケースも多いです。
その場合には、蓄積されたアプリのデータを外部システムに提供することも可能です。
方法としては、以下の2つの方法があります。(※)
外部システム・サービスが用意したSDKを介して渡す
ローデータ(CSV等)として渡す
「SDKとは何?」と思われた方は、以下の記事で解説しています。
※外部システムへデータ連携をするためには別途費用が発生します。詳しくは弊社担当者までお問い合わせください。
MGRe Insight 2つの機能
Insightの機能は、「分析」と「施策・データ出力」の2つの切り口で実装されています。
顧客を知るための機能である「分析」
分析をもとに考え、実行するための機能である「施策・データ出力」
【1】分析
「分析」では、アプリの利用状況や顧客の利用状況を把握するためのデータを確認できます。
分析では、以下の3つの機能を利用できます。
ダッシュボード
ユーザー情報
ランキングボード
それぞれ見ていきましょう。
1. ダッシュボード
アプリ全体の利用状況をグラフ化することで、アプリの成果をひと目で確認できる機能です。
ダッシュボードで表示されるデータは、MGReの専任チームが厳選した重要な指標のみ。
シンプルで必要最小限の情報を確認できるため、アプリ運用や分析に慣れていない方でも、主要KPIや利用状況のサマリーを掴めます。
この機能では、2023年7月から「ECコンバージョン」(画像右上の項目)を確認できるようになりました!
アプリがどのくらい売上に貢献できたのかを把握できるようになるため、アプリをマーケティング施策として、さらに活用しやすくなっています。
\ECコンバージョンについては、弊社ニュースリリースで詳しく紹介しています/
2. ユーザー情報
アプリユーザーの性別や使用OSの比率、年齢分布など、ユーザーの特徴を把握できる機能です。
アプリならではの要素として、プッシュ通知を許可しているユーザーの比率を確認することも可能です。
ユーザー情報は、業種特性が特に出やすく、企業やブランドによっても各項目の比率が大きく異なる特徴があります。
3. ランキングボード
アプリ内のコンテンツがどのくらい見られたのかがわかります。(Webサイトで言うところの「PV数」と同じ意味合いです。)
主にコンテンツ投稿などの運用担当者に活用される機能です。
プッシュ通知やクーポン、ニュースといった配信コンテンツがどのくらい見られたり、ユーザーから利用されたのかを確認できます。
この機能を活用してアプリのコンテンツを適切に評価できれば、施策の改善や次のアクションにつなげられます。
さて、ここまでが「分析」についてのお話でした。
次に、分析をした先に活用することになる「施策・データ出力」について紹介していきます。
ここから紹介する「施策・データ出力」は、企業がアプリ運用を自走し、他のマーケティング施策に活かすうえで役立つ機能です。
【2】施策・データ出力
前述の「分析機能」でわかった内容をもとに、具体的な行動に移せる機能を実装しています。
施策・データ出力は以下の2つの機能により構成されています。
アクションボード
データエクスポート
上記の機能から抽出されたデータをもとに、顧客に合わせた施策やキャンペーンを実施できるため、アプリを具体的なマーケティング活動に活かせるようになります。
1. アクションボード
「離脱ユーザー」や「店舗未フォローユーザー」といった、ブランドとのつながりを強化したいユーザーを抽出できます。
アプリならではの要素としては、プッシュ未許可ユーザーを割り出すことができ、許可設定をオンにしてもらうためのアプローチに活かすことも可能です。
位置情報収集の未許可ユーザーも抽出できるため、MGReの「店舗検索」「店内モード」など、位置情報をもとに活用できる便利な機能の利用を推進できます。
2. データエクスポート
対象と期間を選ぶだけで、簡単にデータをダウンロードできる機能です。
ただし、エクスポートには上限が決まっており、一定以上の回数を超えると有料オプションとなります。
詳しくは弊社担当者までお尋ねください。
データエクスポートについては、こちらの記事にて2023年7月のアップデート情報を紹介しているので、あわせてご覧ください。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございます!
この記事の内容をまとめると、下記の4点になります。
MGRe Insightは「誰でも手軽にデータを扱える」ようにするためのツール
MGReの導入企業であれば、無料で利用できる(一部の機能を覗く)
現状を「知り、考える」ための分析機能と、分析をもとに「次のアクションを実行する」ための施策・データ出力機能の2つに分かれている
2023年7月に新機能「ECコンバージョン」がリリースされ、アプリのKPIを測りやすくなった
私たちMGReには「すべてのデータをよろこびの体験に」というビジョンがあります。
どのような方でも手軽にアプリのデータ分析ができるMGRe Insightは、メグリのビジョンを実現するためにも、重要な役割を担っているツールです。
これからも、まだまだアップデートを重ねていく予定ですので、今後の続報をお楽しみに!
「MGRe Insight、いいね!」
「使ってみたい!」
と思っていただけた方は、スキ💗やコメントをお待ちしています!
Insightについてもっと知りたい方は、以下の記事で誕生秘話などをMGReのメンバーが語っています。ぜひご覧ください!
それでは、次回の記事でお会いしましょう!