MGReのプッシュ通知配信システムを強化しました
メグリでプランニングを担当している篠キチです。
先日、MGReのプッシュ通知配信のシステムをアップデートして、かなりのパワーアップ(当社比)を実現いたしましたので、そのことをご紹介したいと思います。
プッシュ通知そのものの解説や、MGReのプッシュ通知機能が持っている特長に関しては以前まとめた記事がありますので、そちらをご覧下さい。
セグメント配信が基本機能の範囲で使えたり、配信数に上限がなく送り放題だったりする点が主な特長です
配信タイミングが重なりがちなプッシュ通知
今回システム改修をすることになったきっかけの1つとして、MGReのクライアント数が増えてきて、プッシュ通知の予約配信が重なってしまうことが増えてきたことが挙げられます。
クライアント数が増えたことはホントにありがたい限りなのですが、MGReはいわゆるSaaS型のサービスでシステムを全体で共用して提供している形になっているため、プッシュ通知の配信システムも基本的に全社で共用する形になっています。
そのためクライアント数が増えるにしたがって全体のプッシュ通知配信総数も増えることになり、共用の配信システムを使ったプッシュ通知に時間がかかってしまう問題が出るようになってきました。
アプリを使った販促・マーケティングを行う際にプッシュ通知の活用は欠かせないものですが、実はこの配信タイミングは結構重なりがちです。
僕のスマホには過去のnoteにも書いたとおり大量のアプリが入ってるんですが、そのおかげで毎日大量のプッシュ通知を受信してます。
そんな僕の経験から言えることですが、プッシュ通知は8:00、12:00、18:00に大量に届くことが多いです。あとは17:00と19:00あたり。
通勤時間帯やお昼休みに気づいて欲しい、という思いの表れなんでしょうか。特に12:00、18:00あたりはちょっとした「通知がとまらん!」状態になります。
そういう運営側の事情というのもあって、当然MGReのプッシュ配信システムも特定時間帯に配信予約が集中しがちな状況になります。
プッシュ通知配信性能が10倍(当社比)に
今回のアップデートでプッシュ通知の配信性能が10倍になったと担当者から聞きまして、そんな(赤い彗星)²+α(※ 赤い彗星 ≒ 3)みたいな話があるのか! と昭和世代なおっさんは思いましたが、正直ちょっとなにいってるかわからない感じもあったので詳しく聞いてみました。
まず、今回のアップデートは主に同時配信の性能を上げるという目的だったことがわかりました。
つまりプッシュ通知の配信タイミングが重なっても、同時に配信開始できるように並列処理できるようシステムを改修したということです。
これによって複数の企業が同じ時間にプッシュ通知の配信を開始する場合はもちろん、仮にシステムが配信継続中で混んでいる状態でも、それに影響受けることなく予約した時間に配信開始できるようになりました。
この並列化によってスペック的には10倍の量のプッシュ通知を同時に捌けるようになったようです。
プッシュ通知を送る速度(1分あたり何件配信できるか)については今回は据え置きしていますが、最初に書いたようにMGReのプッシュ通知配信システムは全体で共用していますし、各社のプッシュ通知自体の配信タイミングは重なりがちという事情を考えると、まずは同時に配信できる性能を上げるほうが効果が高いということで、言われてみればなるほどという感じです。
この並列化のアップデートによってシステム自体が大幅に変更されたので、今回は10倍の性能まで引き上げられましたが、必要になればこれをさらに並列化して20倍、30倍と上げていくことも可能になっているようです。
またMGReのシステム自体、様々なところで日々アップデートされており、その恩恵もあってプッシュ通知の配信スピード自体を上げることも、以前よりはやりやすくなっていて検討可能な状況とのことでした。こっちのアップデートにも個人的には期待してます。スピードアップの方が赤い彗星っぽいし。しらんけど
こんな感じで進化を続けるアプリプラットフォーム MGRe(メグリ) を、みなさまこれからもどうぞご贔屓に