会員証|MGReの機能紹介 ♯1
こんにちは!
メグリでコンテンツ制作やマーケティングを担当している永井です。
今回は「MGReの人気機能紹介」シリーズ第一弾として、ショップ運営には必須の「会員証」機能について紹介していきます。
会員証アプリを導入したい、または運用中の方はもちろん、プラスチックカード(板カード)での運用に課題をお持ちの方はぜひチェックしてみてください!
MGRe会員証機能の4つのポイント
MGReの会員証機能には、大きく分けて4つの強みがあります。
仮会員システム:会員化の取りこぼしを最小限に
会員ランク制度:会員ランクに合わせた券面表示
店内モード:店舗内に入ると自動的に会員証を表示
外部システムとの連携:ポイントシステムなど、連携実績多数
それぞれ見ていきましょう。
1.仮会員システム
まず、私たちがとくにこだわっている「仮会員」という仕組みについてお伝えしていきます。
仮会員は、MGReが用意している会員区分3つのうちの1つです。
3つの会員区分について
一般的に、アプリで利用できる会員区分には「ゲスト」と「本会員」の2つの種類があります。
「ゲスト」は、まだ会員登録を済ませていない顧客のことを指します。
「本会員」は、会員登録が完了している顧客のことです。
本会員になってはじめて、ポイントを貯められるようになったり、会員向けクーポンを利用できるようになったりします。
MGReでは、その2つに加えて「仮会員」という会員区分を設けています。
「仮会員」は、会員情報の登録はしておらず、会員証発行のみ出来ている状態を指します。
<会員区分の違いをまとめると・・・>
・本会員:登録あり、会員番号あり(ポイントを貯められ、利用もできる)
・仮会員:会員登録なし、会員番号あり(ポイントを貯められる、利用はできない)
・ゲスト:会員登録なし、会員番号なし(ポイントは貯められず、閲覧コンテンツが制限される場合もある)
では、なぜ仮会員というシステムが用意されているのでしょうか?
もう少し、仮会員について深ぼってお話ししていきます。
なぜ、仮会員があるの?
店舗でお買い物をしているときに、ポイントカード発行のために会員情報の登録を促された経験は、だれもが一度はあるのではないでしょうか。
そのときに、「面倒だから」「急いでいるから」などの理由で断ったことはありませんか?
また、あなたがもし店舗スタッフである場合、カード発行の際に顧客に情報登録をお願いしたら断られてしまった…なんて経験もあるかもしれません。
お店側:すぐに登録してほしい、早く会員情報がほしい
顧客側:ポイントが失効する、クーポン貰えるなど損益が発生するときに利用したい
上記のように、会員登録に対する動機やベストなタイミングには、お店側と顧客側で明確な差があります。
とはいえ、ブランドに対する顧客のモチベーションとしては、ボルテージが最も高いのは買うときです。
下図は顧客の認知から購入後までの心理や感情を表したもので、一番右下に書かれている通り、購入後はモチベーションが低下する傾向にあります。
出典:弊社記事
そのため、お願いごとに対する「YES」をもらいやすいのは、商品購入時となります。
つまり、会員証を発行するのはもっとも合意を得やすい会計時にして、会員登録のタイミングは顧客にゆだねることが現状の最適解でしょう。
アナログ管理であれば、カード発行だけしておいて、正式な会員登録は後で顧客にお願いする運用が、お互いにとって不都合が少なくなりそうです。
では、アプリをはじめとした「デジタル会員証」においてはどうでしょうか。
冒頭にお話ししたような、ゲストと会員の2つの選択肢しかないケースの場合、デジタル上では物理カードのような柔軟な対応はしにくいです。
「会員に必要な情報入力をすべて行い登録する」、もしくは「会員証発行自体をしない」、つまり、0か100かの対応しかできません。
デジタル化が求められているこの時代において、デジタル化すること自体が足かせになってしまえば本末転倒ですよね。
MGReの「仮会員」は、0と100のちょうど中間地点、つまり物理カードのような柔軟な接客をアプリ上で実現できるように考えられたシステムです。
店舗オペレーションを圧迫したり、現場のスタッフや顧客の体験を邪魔することなく、オンラインでの会員管理をできるようになるのが、この機能のポイントです。
加えて、アプリであれば会員登録されていなくてもプッシュ通知を受け取ってもらえるメリットがあります。
会員登録してほしい顧客に向けて、ポイント利用やクーポンをきっかけとした会員登録を促すことも可能です。
来店時以外でのコミュニケーション手段が無かったプラスチックカードとは異なり、非会員のスマホに通知を送れる(※)のは、アプリの仮会員システムだからこその利点です。
※プッシュ通知をオンにしている場合のみ
仮会員導入のメリット・デメリット
仮会員システムの強みと弱みを並べると、以下の通りです。
<メリット>
お店側
会員管理のデジタル化を進めやすくなる
現場スタッフの協力を得やすくなる
アプリダウンロードの障壁が低くなる
アプリをきっかけに、ライト層へのコミュニケーションが取りやすくなる
アナログカードのカード紛失リスクを避けられる
顧客側
会員登録に時間と手間を取られなくなる
会員向けコンテンツをすぐに閲覧できる
クーポンを利用できるようになる
特に、スタッフの協力を得やすくなることは重要で、そもそも会員証発行は顧客からすればメリットを感じにくく、煩わしいことの一つ。
仮会員に限ったことではありませんが、使い勝手が優れないアプリの場合、レジ待ちや顧客の不満を生んでしまうなどの理由で、スタッフが協力してくれないこともあります。
カード発行やアプリダウンロード数を増やすためには、スタッフが自信をもっておすすめできることが大前提が必要なのです。
実際に、弊社のユーザー企業様では、アプリをリニューアルして、スタッフの協力を得られるようになってからアプリの閲覧数が2倍に増えたという成功事例もあります。
詳しくはこちらの記事で紹介しているので、興味があれば覗いてみて下さいね。(※該当箇所に飛びます。)
<デメリット>
お店側
開発費用が高額になりやすい
実装にかかる調査コストと手間がかかる
調査の結果、実装できなかった場合は骨折り損になってしまう
会員登録を後でしてもらえないケースがあるため、対策が必要
顧客側
本会員登録は一人で行うことになるため、人によっては操作が難しい場合がある
デメリットについて補足をすると、システム的に実装できないケースにおいて、MGReでは過去に裏技として、既存のアナログカードの仕組みを流用しながら仮会員を実装した事例があります。
リピート促進に課題がある場合、お手伝いできることがあるかもしれないので、お気軽にご相談ください。
また、会員登録を後でしてもらえないケースの対策としては、登録メリットをしっかり伝えることが大切になってきます。
ポイントやクーポンなどのインセンティブ、プッシュ通知などのコミュニケーション手段を駆使して、会員登録が済んでいない顧客にアプローチしてみましょう。
2.会員ランク制度
MGReアプリの会員証の特長として、会員ランクに合わせた券面表示がされることもポイントです。
たとえば、「レギュラー・ブロンズ・シルバー・ゴールド」の4つのランク分けがあるとしたら、それぞれのランクを表す券面が自動的に表示されます。
これにより、接客時に「いつもありがとうございます」と声をかけるなど、自社のファンが喜ぶコミュニケーションをしやすくなります。
このランク分けと券面は、自社のブランドや顧客の好みに合わせてカスタマイズが可能です。
また、MGReはすでに利用中のポイントシステムと連携できる(※)ため、顧客がこれまでに貯めてきたポイントやランクをそのまま移行できます。
アプリ導入のためにポイントを付け直したり、顧客に負担をかけることはありません。
券面が魅力的だったり、ランクアップの体験ができれば、そのショップでのお買い物がより楽しくなり、ファンは喜びます。
お店にとっても、来店頻度アップや購入金額アップに繋がりやすくプラスな要素と言えるでしょう。
アプリはダウンロードをしてもらう障壁がある分、主な利用者は自社に対して好意的なリピーターです。
大切にするべき顧客を、より大切にできる仕組みとして、この機能は多くのクライアント企業様から高い評価をいただいています。
会員ランク制度については、他記事にて詳しく紹介予定です。今後の記事をお楽しみにしていてください✨ 「会員ランク」の記事もアップしましたので、気になる方はあわせてご覧ください!!(2023/9/20 追記)
※追加開発による
3.店内モード
MGReでは、店舗に入ると自動でアプリが会員証に切り替わる「店内モード」という機能を実装しています。
この機能によって、お会計をするときに「会員証どうやって開くんだっけ」という顧客に使い方を案内する必要はありませんし、会員証を開くまでの待ち時間も減らせるでしょう。
顧客にとっても、バーコード画面を開くひと手間がないので、スムーズに読み込みを行え、会員証をより利用しやすくなります。
店内モードについては、「店舗」機能紹介記事でも解説しているので、あわせて参考にしてみてくださいね。
4.外部システムとの連携
MGReでは、さまざまなポイントシステムや会員管理システムとの連携実績があります。
会員証のシステム連携は、開発の難易度が高いものの1つです。
理由としては、たとえ同じシステムを利用していても、企業によって裏側の繋がり方が変わることが多いためです。
この裏側の連携状態を調査から実装まで行うためには、アプリや各システムに関するそれなりの知識と経験が必要となります。
メグリは、もともと受託開発からはじまったエンジニア中心の企業であるため、このようなカスタマイズ対応には知見があります。
それにより、プラットフォームであっても柔軟な連携対応が可能なのです。
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
MGReの会員証についてをまとめると、以下の4点になります。
仮会員システムで、お店のリピーター拡大と顧客の利便性向上に貢献
会員ランク制度で、顧客満足度向上や売上アップにつなげやすく
店舗での会員証利用をスムーズにする店内モードで、現場の体験をより良く
受託開発からスタートしたメグリ(株)ならではの、柔軟な外部システム連携
仮会員においては、このシステムを導入した後にアプリ会員が増えたり、顧客のアプリ提示率が高まったクライアントもいらっしゃいます。
店舗スタッフの方々がより協力的になったという嬉しいお声もあり、現場でのオペレーションや顧客の体験をストレスフリーにできるからこそ、愛されている機能だと言えるでしょう。
また、企業の成長にシステムの乗り換えやリニューアルは欠かせません。
本質的なDXやオムニチャネル化を実現するためには、外部システム連携は必須の要素だと私たちは考えているので、この点もぜひ持ち帰っていただけたら嬉しいです!
MGReの会員証について「もっと知りたい!」「仮会員システムが気になる!」など、興味を持っていただけた方は、こちらのボタンを押していただき、メグリ担当者までご相談ください。
次回は、「自動ログイン」についてお伝えしていく予定です。
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
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