【Insight社員インタビュー / 猿渡さん】データから最善の施策を考えること
こんにちは、HRの松岡です。今回の記事は、Insight(インサイト)チームの猿渡さんにHRからインタビューさせていただきました!
幼き頃のコンピューターに対する関心がエンジニアへの道へ
ー 本日はお忙しい中お時間いただき誠に有難うございます!猿渡さんのご経歴、そしてなぜランチェスターへ入社されたのかお伺いさせてください。
ランチェスターに入社したきっかけは、福田さんからの紹介です。
当時フリーで働いていてランチェスターには業務委託で参加しまして、数ヶ月後に田代さんからお誘いがあり、正社員として入社いたしました。
ー 今はInsightで活躍される猿渡さんですが、そもそもエンジニアを目指したきっかけについて教えてください。
小学生の頃、ファミコンが流行っていたのですが、我が家はファミコンが売り切れていたとかで父親が『MSX』というパソコンを買ってきました。
正直ファミコンが欲しかったのですが、何となく使っているうちにコンピューターへの関心が強くなっていきました。
大学では経営学部だったのですが、なぜかシステムを作るゼミに入っていました。当時はWebがまだ普及していなかったため、Windows上のVisualBasicで画面を作っていました。作ったシステムの内容としては、財務指標の数値を入れると分析結果が自動的に出てくるシステムなどがあります。
そのような背景もあり、就職活動ではコンピューターに携わりたくて『システム系の会社にいきたい』と思うように。何社かピックアップして選考を受け、内定を頂いた住商情報システムという会社に入社しました。
今は変わっているかもしれないのですが、当時の就職活動に使う企業研究本ってすごく分厚かったんですよ。それを読む気力がなかったので、適当にピックアップして就活していました。
他の業界についても一応話を聞きたくて、先輩に紹介してもらい銀行系の会社へ一度話を聞きに行ったこともあるのですが、全く働くイメージを持てなかったですね。
住商情報システムは大手だったので、3ヶ月研修プランがあり、プログラミングをみっちり教えて頂きました。研修修了後は、希望していた在庫管理のERPパッケージの部署に配属されました。
例えば、経理向け・人事向け(給与)などパッケージにはいくつか種類があり、それぞれ担当が分かれていたのですが、私はその中でも受発注・在庫管理の開発を担当していました。
具体的には、オラクルのツールで在庫のイン・アウトの集計レポートを作ったり、登録フォームを実装したりしていました。
「実力主義の環境で働きたい」大手企業からベンチャーへ
ー どういったところにやりがいを感じていましたか。
そもそも、プログラミングが好きだったので、業務全般にやりがいを感じていました。特にSQLというデータベース言語が好きで、データを使ってチューニングするのも楽しかったですね。
入社後、約4年弱経ったあたりから、「実力主義の環境で働きたい」「他の言語も学びたい」という思いが芽生えはじめました。
次の会社では他の言語をやりたかったので、Javaで有名なEC-Oneという会社に入社し、官公庁のシステムやGMS(総合スーパー)のシステムなどを作っていました。
GMSではスタッフが使う店舗端末の画面を作っていたのですが、あるメンバーがシステム障害を出してしまい一部商品の価格が狂ってカップラーメンが2000円になってしまうなど、大変なことも起きましたね(レジで訂正してくれたみたいです)。苦笑
その当時はマネジメント力が未熟な部分もあったので、大変ではあったのですが、携わる案件は大手企業さんの刷新プロジェクトが多かったので非常に面白かったです。
ただ、プレッシャーが大きく残業も突出していたので、仕事の意義を見直したいと思い転職を考えはじめました。
その後、NPOの国境なき医師団で契約社員として3年間働くことに。ちょうど寄付管理のシステムを入れ替えるところで設計から参加することができましたね。
当時、契約満了後は、フリーでNPO向けのSaaSサービスを開発しようと考えていました。しかし、その当時AWSのようなクラウドサービスがなかったため、1つ1つ立ち上げるとかなりの費用になってしまい、買い手のNPO側も金額をあまり出せないだろう…と思いそのプロジェクトは中断しました。そして、フリーのエンジニアやPMとして企業さんから案件を頂いてジョインさせていただく働き方を約7年ほどしておりました。
そんな中で、モバイル向けのコミックサイトを運営している会社に業務委託として常駐しているときに、福田さんと出会いました。
プロジェクトが終わった数年後に福田さんから「ランチェスターは働きやすくて、とても良い会社だよ」と誘ってもらい、ちょうどフリーで仕事を続けるのも寂しくなってきた頃だったので、業務委託としてランチェスターで働き始めました。
ところが、最初の案件が客先の開発主体会社へほぼ一人きりの常駐でして、暑い・トイレがいつも埋まっている、残業もすごく多い、といった環境だったので何か話が違うなと思ってました。苦笑(ちなみに今は他社への常駐は全くありません)
その後、会社はEAP・MGReなどの自社サービスに移行し、大きなカスタマイズせずにサービス展開できるようになったので、仕事も安定し始めて働く環境が良い方向へ変わったと思います。
常駐が終わってからは会社に戻ってPMとして2年くらい働いていました。アプリ開発の会社からSaaSの会社へと移行していく過程で、想像以上のペースで転換が進んでいくのをとても興味深く体験していました。
実際のところは私の担当プロジェクトはカスタマイズが多く、常にいろいろ課題があってSaaSへの移行どころではない時が多かったですが(笑)
デジタルの世界で取得したデータから最善の施策を考える
ー PMの経験を経て、Insightチームへジョインされたとのことですが、今はどんな業務をされているのでしょうか?
Insightチームでは去年からデータをBigQuery(ビッグデータ解析ソフト)に集めるというのをやり始めて、BigQuery上のデータをどう出していくのが最適なのかをずっと話してきました。ちょうど今は、考えていたフェーズから価値提供していくフェーズなので、とても面白い時期だと思っています。
実際の業務内容としては、集約されたデータに対し分析を行い、クライアントが有効な施策を打てるようにアシストする機能を追加します。また、エンドユーザーの導線を解析・レポーティングしてエンドユーザーがよりスムーズにアプリを利用できるようにサポートしていく機能も担います。
将来的に機械学習を使ったレコメンドエンジンやマジックナンバー抽出なども検討していきたいですね。
ー 具体的にどういったところにやりがいを感じますか?
データの中から特異性を持ったグループや傾向を見つけるのが楽しいです。
クライアントが他の会社より競争優位に立つための方法はたくさんあると思っていて、その中でもDX(アプリ導入と運用を含む)は主要な手段の一つだと思っています。
デジタルの世界で取得したデータから現実の世界で最善の施策を打つためにどうしたらいいのか、というのを考えることがチャレンジングで面白いです。
他の企業でも“データエンジニア”というポジション自体はあるかと思いますが、ランチェスターの場合は幅広いクライアントに契約して頂いているので、多様性のあるデータに触れられるのは大きな魅力です。
ー どういった方と働きたいですか?
学ぶことに貪欲な方、プログラミングやSQLが好きで、分析作業が好きな方だとマッチしていと思っています。
現在、開発パートナーとして入っていただいている方だと、分析業務の経験がある方・フロント(Javascript)とバックエンドの両方を担えるフルスタックエンジニアの方がいます。
ー 会社としての課題は何だと思いますか?
やはり、アプリのエンドユーザーの期待値に応えていくことが重要だと思っています。
業種・業態が異なるエンドユーザーが利用しても便利な機能を、汎用性高く「使いやすい」と言っていただけるようなプロダクトを提供していくことが課題でありミッションです。
ユーザーにとってより使いやすいアプリを提供するためにも、Insightチームでは、プロダクトの品質向上に向けた改善フィードバックや、データを可視化するためのレポート追加など、日々の業務に努めています。
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※こちらは10月にWantedlyで公開された記事になります。