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デザイナーから、システムエンジニアへ ー根底にあり続けるのは「これに触れた人にどう思ってもらいたいか」という視点 #メグリで働く人たち

この記事について:テクニカルディレクター(システムエンジニア)として働く伊波さんのインタビュー。いろんな会社を受けた就活時代の話、テクニカルディレクターの仕事の役割や工夫していること、一緒に働く人々のことなどを聞きました。

【プロフィール】
伊波美咲(いはみさき)/テクニカルディレクター(システムエンジニア)
沖縄県出身。東京工芸大学を卒業後、2012年4月にメグリにデザイナーとして新卒入社。システム設計とプログラミングに興味を持ち、2013年頃からエンジニアにシフト。趣味:お酒・ファミマ・女子ドル。


「安定感」と「ベンチャー企業っぽさ」
バランスのよさを感じて、
メグリに入社することを決めた

Web業界を中心に大手企業から創業間もないベンチャーまで
たくさんの企業を見ている中で、メグリに出会った

10年以上前の話になりますが、学生時代は東京工芸大学の芸術学部でインタラクティブアートの作品づくりをしていました。人の動きによって反応する動的なアートです。プロジェクションマッピングなども学んでいました。

もともとインターネットの世界にどっぷり浸かっているタイプだったので、就活でもWeb業界の会社を探していて。上場している大手企業から立ち上げ間もないベンチャー企業まで、自分に合う会社があったらいいなと、手当たり次第、説明会や選考に参加していました。

そんな時、たまたまメグリの説明会に参加して。「なんだか他の会社と雰囲気が違うな」と感じたんです。

大手企業とベンチャー企業
それぞれの”良いところ”を持っている会社だと思った

就活で何十社と企業を知っていく中で、『大手は安心感がある。でも社風がちょっと堅い気がする...』『ベンチャーは柔軟で面白そうだけど、雰囲気が砕けすぎているな』と、違いが見えてきたんです。

でも、メグリはそれに分類しきれないというか、何か違う雰囲気を感じたんですよね。私が参加したのは30人規模くらいの説明会だったんですけど、ベンチャーらしい面白さがありながらも、安定感があるというか。大手とベンチャーの良いところを持っていそうだなと。

説明会の中で社員同士のコミュニケーションを見ているうちに、仲の良さだけでなく、仕事に真面目に取り組んでいる姿勢が伝わってきたんですよね。それぞれが持つ専門性の高さも感じました。

Webデザイナーとして入社
少しずつ、エンジニアの仕事もするように…

それからご縁があり、2012年にWebデザイナーとして入社することになりました。当時、HTMLやCSSを書いていたので、その流れでJavaScriptにも触るようになって。その姿を見たエンジニアの先輩たちが「もっとできるんじゃない?やってみなよ」と、プログラミングや設計の考え方を教えてくれるようになりました。あの頃は社員数が十数名で、出社もしていたので、先輩の仕事ぶりを間近で見ることができたんです。

「これ動かないんですけど、どこが間違っているんですかね」って気軽に先輩に相談しながら、独学+実践で少しずつエンジニアリングに必要な知識を身につけていきました。


現在は、テクニカルディレクターとして
理想のアウトプットに辿り着けるよう
試行錯誤する日々

テクニカルディレクターが担う役割は
”外部データとの連携”

現在はテクニカルディレクターとして働いています。いわゆる、システムエンジニアですね。『MGRe(メグリ)』はモバイルアプリ開発とマーケティングデータの活用を同時に実施できるサービスです。MGReの大きな特長の一つである、”外部システムと連携できること”、その連携を行うための設計と実装指示がテクニカルディレクターの大きな役割です。

「既に契約しているシステムと連携したい」「蓄積されている顧客データを活用したい」というニーズに対して、クライアントの希望を叶える道がないか探り、外部システムとの連携を形にしていきます。一見、MGReのプラットフォーム機能ではできないと思われるようなことでも、実は工夫次第で実現できるんですよね。

関係者間で認識の齟齬を発生させないように、伝え方も工夫

ただ、MGRe側だけで実現できるわけではないというのが非常に難しい部分で、対向するシステムベンダーさんの協力が必要不可欠なんです。

私たちが必要とする情報を提供してもらう、一部仕様を変更してもらうなど、多岐にわたる複雑な依頼と調整を行うのですが、クライアントに代わり、ベンダーさんに対してこの交渉を重ねることもテクニカルディレクターの仕事。

打ち合わせはオンラインで行っているのですが、図解・資料などを用いてご理解いただけるよう丁寧にイメージのすり合わせを行っています。もちろん、必要に応じて口頭で補足もしながら。こちらのイメージが相手に正確に伝わるように、認識の齟齬を発生させない工夫をしています。

『これに触れた人に、どう思ってもらいたいか』

「この画面が表示されるのってなんか不自然だ」「この動きはめんどくさい」「こっちの方がわかりやすい」「なんだか心地いい」。設計する際、『これに触れた人にどう思ってもらいたいか』ということを常に考え抜いています。

動的なデザインを学んでいたからこそ、誰よりもUI/UXをナチュラルに考える癖がついているのかもしれません。Webデザインの仕事って、情報整理・導線・画面設計をすることだと思うのですが、エンジニアは処理の速さなども含めて見えない部分の情報を設計していく必要がある。どんな設計にしたら、どのような技術的アプローチが必要になってくるか。理想の形をアウトプットできるよう、日々、苦戦しながら取り組んでいます。


悩みに悩んで決めた就職先
そこに11年も在籍している今の状況って、
幸運なのかもしれない

メグリには尊敬できる人がたくさんいる

メグリって、技術やそれ以外の分野でも「”玄人み(くろうとみ)”のある人たち」が集結していて。談笑していると思ったら、サクッと難易度の高い専門的な会話をしていたり。尊敬できる人がたくさんいる。みんな、仕事に対して実直に向きっているんですよね。

就活している時、とにかく色んな会社を探して、実際に体感して。その中で「ここだ!」と思った会社に入社した。あれから11年経っても大きな不満なく仕事ができているのって幸運なのかもしれないと思っています。

妥協しないものづくりをしていきたい

これからも、MGReに触れるすべての人が「自然に使える」ものを作っていきたいと思っています。外部システムと連携しているから、MGReのアプリだけですべてを理想通りにすることはできないけど、私は妥協しないものづくりをしていきたい。自分の知識もそうですし、仲間たちとアイディアを出し合いながら、よりよいものにブラッシュアップしていきたいです。


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