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クローラー|MGReの機能紹介 ♯3

こんにちは!
メグリでコンテンツ制作を担当している、永井です。

アプリ制作・運用支援プラットフォーム「MGRe(メグリ)」の機能を紹介する「MGReの機能紹介」シリーズ。

初回の「会員証」、前回の「自動ログイン」に続く今回は、「クローラー」という機能について取り上げます。

このクローラーという機能は、成果を出しているユーザー企業様の多くが活用されており、導入後にあらためて良さを実感されるケースがほとんどです。

「業務負担が減った」
「アプリ1つに、SNSやWebサイトの膨大な情報を見やすくまとめられて嬉しい!」

といった声も届いており、担当者の業務負担を最小限に抑える、アプリ内コンテンツ発信の自動化ツールとして人気です。

この記事では、クローラーの特長やメリットについて、深ぼって解説していきます!


クローラーとは

MGReにおける「クローラー」とは、SNS投稿やWebページなどの一般公開されたコンテンツを自動的にアプリ内に収集する機能です。

【図】クローラーでコンテンツが公開される流れ

MGReに取り込まれたコンテンツは、あらかじめ設定された見せ方で自動的に公開されます。

もしアプリ内のコンテンツを精査したい場合には、承認後に公開することも可能なのでご安心を!

コンテンツの見え方

クローラーで取り込まれたコンテンツは、アプリ内のオリジナルコンテンツと同じデザインで表示され、他のコンテンツに見慣れたユーザーにとっても違和感が無いように工夫されています。

ここからは、MGReアプリで見られるタブの一つである「ニュース」のタブ(下画像参照)から見たクローラーコンテンツの例を紹介していきます。

なお、ニュース機能についての詳しい内容は、以下の記事で解説しています。

Instagramの場合

写真や動画をアルバムのように残せるInstagramは、ストック型コンテンツの毛色があるSNSです。

素敵な写真を見返したい、情報を振り返るために投稿を見たい、といったニーズもあるでしょう。

MGReのアプリでは、ニュース表示を3列グリッドに設定することで、クロールされた投稿コンテンツを本家アプリのように見せられます

Twitter同様、詳細ボタンからInstagramアプリへ遷移することも可能なので、本家の使い勝手に慣れているユーザーの体験も損ないません。

YouTubeの場合

動画投稿SNSであるYouTubeコンテンツは、クロールされたコンテンツのサムネイルをタップすることで、すぐに動画再生が可能です。

動画右下に表示される「YouTube」のロゴをタップすれば、他SNSと同じく、本家アプリに移動することも可能です。

Webページ(RSS)の場合

ブログ記事、プレスリリース、公式サイト上でのお知らせをはじめとしたWebページも、自動かつリアルタイムにアプリ内へ取り込めます。

急なメンテナンスなどの突発的なお知らせや開催中のイベント周知といった、情報をスピーディに知らせたいコンテンツは、とくに相性がよくおすすめです。

このスクリーンショット画像のように、アプリ内で詳細内容を確認できますし、ページ最下部からブラウザ版に移動して見ることも可能です。

企業(ブランド)側のメリット

クローラーは、企業と顧客、双方にとってのメリットがある機能です。
ここでは、それぞれにとってどのようなプラスな点があるのかを紹介します。

まず、企業側のメリットとしては、これら3点が挙げられます。

  1. 運用が楽になる

  2. 人的ミスを防げる

  3. 常に最新情報を見てもらえる

一つずつ見ていきましょう。

【1】運用が楽になる

前提として、MGReではリブランディング前のサービス「EAP」時代も含めてこれまで60個以上のアプリ制作を担当してきましたが、アプリ運用のご担当者は他業務との兼務であることがほとんどです。

ECサイトやマーケティング業務を担っていらっしゃる場合もあれば、店舗など現場を見ながら、同時進行でアプリ運用をされるケースもあります。

日々複数の業務をこなしながら、忙しい時間をぬってコンテンツをコピー&ペーストするだけの作業に時間を圧迫されるのは負担が大きいですし、もったいないことです。

実際、MGReのユーザー企業様の中には、クローラーを導入する前はアプリにコンテンツをコピーするために人を雇用し、ひたすら膨大な量のコピペ作業を任せていた、というケースもあります。

作業自体、慣れていれば1件5~10分程度でできるものではあります。

ですが、発信コンテンツが多ければ多いほど、時間と手間がかかってしまい担当者の負担は大きくなります。

【図】アプリコンテンツに対する担当者の気持ち

アプリは顧客と日常的に繋がれるツールとして優秀であるものの、それはコンテンツがあってこそ成り立ちます

わざわざ会員証やポイント確認のためだけに毎日アプリを開く人はいませんし、ECサイトをチェックするのが日課、という顧客もなかなかいないでしょう。

アプリに限ったことではありませんが、定期的にコンテンツが発信されなければ、顧客の興味関心は薄れていってしまいます。

とはいえ兼務で忙しく、新たな企画を立ててゼロからコンテンツを作る時間がない…。

そのような状況下でアプリを開いてもらうためには、既存のSNSやWebコンテンツをコピーするのが現実的ですが、手動だとそれなりに工数がかかってしまう…。

そのようなアプリ担当者のお悩みを解決するのが、クローラー機能なのです。

【2】人的ミスを防げる

前述で、クローラーが無い場合には、人が手作業でコンテンツコピーをしなければならないお話をしました。

「手作業」ということは、操作ミスやアップ漏れといったヒューマンエラーを100%防ぐことはできません。

たとえば、発信したいコンテンツのコピー漏れがあったり、コンテンツ内容に差異ができてしまうと、顧客に伝えたいことが伝わりにくくなってしまいます。

【図】左:顧客がミスを見つけたときの気持ち、右:担当者がミスをしてしまったときの気持ち

ミスの内容によっては、顧客の混乱やトラブルの引き金となってしまう可能性も考えられるでしょう。

機械が自動的に取り込んでくれるクローラー機能は、そういった問題へのリスクヘッジにもなります。

【3】常に最新情報を見てもらえる

アプリを導入することの醍醐味は、プッシュ配信やお知らせを顧客のスマホに通知することで、日常的に自社を思い出してもらえる点です。

また、ブランディング的な観点だけでなく、期間限定のキャンペーンやイベントなど、すぐに知ってもらいたい情報にリアルタイムで触れてもらうことも大事です。

たとえば、土日に開催されるセール情報を、金曜日の夜に店舗が公開したとします。

この場合、もし本社が手動でコンテンツをコピーする体制だとすると、担当者が動けるのは月曜日になってしまう可能性が高いです。

月曜日になってしまえば、もうイベントは終了しているのでコンテンツをコピーする意味がありません。結局、顧客には何も知ってもらえずに終わってしまうでしょう。

ですが、クローラーがあれば情報はすぐに更新されるため、タイムラグによる見逃しや機会損失の心配がありません

【図】本社担当者が手動でコンテンツコピーをする企業と、
クローラーを導入している企業の販促の違い

少々極端な例ではありますが、タイムラグが出てしまうために、本来期待できたはずの販促機会が断たれるのはもったいないことです。

クローラーは、販促効果を最大化する観点でも、企業にプラスをもたらしてくれる存在と言えるでしょう。

クローラー機能を利用したユーザー企業様のインタビュー記事もあるので、活用イメージの参考にしてみてくださいね。
(※クリックすると該当箇所に飛びます)

顧客(ファン)側のメリット

企業側のメリットが分かったところで、実際にアプリを利用する顧客にとってはどのようなよいことがあるのかも紹介します。

顧客にとってのメリットは、大きく分けて2点です。

  1. 複数チャネルを確認する手間が無くなる

  2. 知りたい情報を見逃しにくくなる

【1】複数チャネルを確認する手間が無くなる

消費行動がどんどんデジタル化している今、多くのブランドにおいて、複数のチャネルで情報発信することは当たり前の時代になっています。

Twitter、Instagram、Webサイト内での商品紹介やお知らせ発信、コーデ紹介、YouTube…などなど、ファンが情報を追いたくても、毎日すべてのWebサイトやアプリを確認するのは難しいですし、手間でしょう。

ですが、もしブランドの公式アプリの中にこれらの情報がまとまっていたらどうでしょうか。

ファンとしては、1日1回、1つのアプリだけを確認するだけで最新情報をキャッチアップできます。

クローラーが生まれたきっかけは、「自社の製品に関するたくさんの情報や物語を、ファンがフォローしきれないのが課題。できるだけ手軽に、見やすい形で情報に触れてもらえるようにしたい!」という、ユーザー企業様の要望でした。

自社の顧客から、日常的にブランドを思い出してもらうためには、まずはストレスなく気軽に情報を見てもらえる環境づくりが大切です。

クローラーは、情報が新鮮なうちに、温度を冷ますことなく顧客へ届けられるツールです。

【2】知りたい情報を見逃しにくくなる

クローラーでは、すべての投稿を自動的にアップすることができ、時系列でコンテンツが表示されます。

各SNSをバラバラに確認するデメリットとして、新しい情報がタイムライン内に埋もれてしまうこともあり、知りたかったはずの情報に触れられないケースがあります。

クローラーではリアルタイムかつ、見やすい形で各チャネルのコンテンツを集約できるため、タイムラインの仕様による見逃しや、期限切れの情報を受け取るリスクが激減します。

もちろん、手作業でコンテンツコピーをする際のヒューマンエラーも無いため、すべて正しい内容で情報発信されるのもポイントです。

さらに、自社アプリのコンテンツを起点にして、他のアプリやブラウザに移動することもできるので、UIが大きく変わることはなく、体験も損ないません。

クローラーがお店と顧客をつなぐイメージ図

まとめ

今回は、クローラー機能の特長やメリットについて紹介してみました!
もともと、MGReには「人が本来集中するべきことに集中できるようにしたい!」という思いがあります。

実際に利用企業様からも好評なクローラー機能は、そのようなMGReの想いと企業の課題がマッチングした結果、生まれた技術です。

アプリユーザーにとっても、より最新情報をキャッチアップしやすくなる環境ができるため、まさに三方良しの機能といってもよいでしょう。


これからも、MGReの製品やサービスについて深ぼって解説していきますので、気になる方は、ぜひフォローしてみてくださいね!

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それでは、次回の記事でまたお会いしましょう!

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