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アプリチーム社内Techプロジェクト 2022

この記事はQiita Advent Calendarのコンテンツとして登録されています。


メグリでiOSアプリ開発を担当している二木です。iOS/Androidアプリ開発しているアプリエンジニアメンバーで社内で立ち上げたTechプロジェクトの取り組みを紹介します。

社内にも目を向ける

日々、クライアントやユーザーのことを考え、アプリ開発行っている中で、もっと効率的に仕事をするために、エンジニアだからこそできる工夫があるのではないかとモヤモヤしている時期があり、社内にもちゃんと目を向けないといけないなぁと思っていた頃でした🤔

そんなことをアプリチームのMTGで、仲間のエンジニアに話してみたところ「自分もそう思っていた!」「ぜひ取り組みたい!」という声があり、今年の8月頃からアプリチームで一緒に社内Techプロジェクトを立ち上げ、まずは社内の業務で改善できることから始めることにしました😊

【1】AdHoc配布アプリの端末登録を自動化したい

まず初めにiOSエンジニアから、AdHoc配布しているアプリの端末登録とビルドの再配布をどうにか自動化できないかという意見が上がりました。

AdHoc配布のアプリはInHouse配布と違って、インストールできる端末を事前に登録したプロファイルでビルドする必要があります。アプリの動作確認などで、端末にインストールしたい場合、これまで利用していなかった新しい端末の場合は、端末の識別子(UDID)を新規登録してプロファイルを更新し、さらに再度ビルドしないといけないため、手間がかかります。

メグリでは開発に携わっているアプリも多く、それに比例して、この作業にとても時間が取られていました。
また、新しい端末がいつインストールページに訪れているのか(端末登録タイミング)がこちらから把握できないのと、その端末のUDIDが何なのかも調査する必要がありました。(通常だと、端末とPCを繋いだりしてUDIDを特定する作業が必要になります。)

これを解決したソリューションがこちらです!

インストールページにアクセスがあった段階でslackで通知が届き、それを契機に内容確認して問題なければ、端末のUDIDを登録してビルドまで、エンジニアでなくても、ボタンひとつでできるようになりました🎉

【2】リリース後のクローズ処理を効率的に

メグリでは新規・アップデートも含め、毎月複数のアプリをリリースしていますが、リリース後の処理としてプロジェクト毎にmainブランチにマージしたり、タグ打ちしたりという処理があります。

いつリリースされるかはプロジェクトの状況に左右され、エンジニアも申請後は他のチームに引き継いだりするので、他のプロジェクトに入ってしまうと、クローズ処理を行うタイミングが難しかったり、作業したかどうかを忘れてしまったりする場合があります。

そこで、Zapierを利用して、App Store Connectから「Ready for Sale」のメールを契機に、slackの専用チャンネルに通知するようにしました。これにより、通知があったときにクローズ処理を行えるようにしています。
担当エンジニアが済マークをつけてくれるので、クローズ処理作業が完了したのもわかりやすいです🤝

リリースをslackで通知する

他にも、
プロジェクトごとのMGReのライブラリ適応バージョンがひと目でわかる一覧や、プロジェクトごとのXcodeやTargetSDKのバージョンがどこまで対応されているかをまとめた一覧表などもAndroidチームリーダーの田邊さんが手早く作成してくれて、非常に感激しました🤩
この表で状況が把握しやすく、業務を進めやすくなりました!

最後に

今年のTechプロジェクトの取り組み内容を紹介しましたが、こういったことに前向きに取り組めるチームっていいなぁと改めて実感しています。
忙しい中でも内部に目を向けてアップデートできて、今年もよい一年になりました!