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​”MGRe”を支える入社9年目テクニカルマネージャー笹原さんの話 #社員インタビュー

この記事について:テクニカルマネージャーとして働く笹原さんのインタビュー。事務職からエンジニアにキャリアシフトしたきっかけから、テクニカルマネージャー(プロジェクトマネージャー)としてどんな仕事をしているのか、チームの風土や入社時オンボーディング設計の考え方などお話ししてもらいました。

久しぶりの対面インタビュー
笹原さん(写真左)と同じチームで働く伊波さん(写真右)

【プロフィール】
笹原 美恵子(ささはら みえこ)/テクニカルマネージャー
大学卒業後、一般事務からエンジニアにキャリアシフト。2008年、創業間もないメグリと出会いフリーランスエンジニアとして関わりを持ち始め、2014年に正社員として入社。現在はMGRe(メグリ)の導入支援と運用のプロジェクトマネジメントの役割を担う。ロック・酒・フロムソフトウェアをこよなく愛する。

「どこにいても働くことができる」
事務職からエンジニアへ
SESとフリーランスを経て、メグリに入社

仕事のスキマ時間で業務効率をアップさせるシステムづくりに着手

大学卒業後、事務職として働き始めました。フォークリフトなどの重機を扱う会社のIT推進部に配属されて、重機の車両管理や在庫場所を把握する業務を担当していました。

今のようにIT化や業務管理システムが充実している時代ではなくて。一つ一つExcelで管理していたんです。でもその方法に不便さを感じている人がたくさんいるということに気づいたんですよね。

「もっと効率的にできる方法はないかな?」と、関わる人たちに話を聞きながら、VBAを活用して車両管理マスタや機器在庫の検索システムを作ったんです。結構ヒマだったので(笑)。周囲には喜んでもらえましたし、もちろん業務効率はアップして。そこから、独学でVBAやJavaの知識をさらに深めていくようになりました。

エンジニアなら、世界中どこでも働くことができる

この経験やスキルをもっと活用できないかなと思った時に、エンジニアの仕事に興味を持つようになりました。エンジニアなら場所を問わず、しかも食いっぱぐれない仕事なんじゃないかなと、転職活動を始めたんです。

洋楽が好きだったので、海外で働くこともできるなと。今でいう第二新卒のような形でSESの会社に入社することになりました。ベテラン社員の方と一緒に働く体制の会社だったので、先輩に教えてもらいながら、.netやC++、PHPなどを習得していきました。

その後、フリーランスのソフトウェアエンジニアに。できる仕事ならなんでもやりたいと思っていたので、証券・製造・官公庁・放送・通信・コンサル・鉄道など、幅広い業界の案件に関わらせてもらいました。

2008年、フリーランス仲間の繋がりで創業間もないメグリと出会う

フリーランス仲間の紹介で、メグリ(当時の社名はランチェスター)と出会いました。ランチェスターは創業して一年ほど、オフィスはマンションの一室でしたね。今では信じられないのですが、しっかりとスーツで出社していました(笑)。

ランチェスターとはプロジェクトごとの期間契約を何度か繰り返していました。その間、他の会社の案件に関わる時期もありましたし、契約社員として勤務したことも。とある日「笹原さんそろそろウチに来たら?」と、社長の田代さんと取締役の佐藤伸彦さんに声をかけられて、2014年に正社員として入社することになりました。

入社後、いくつかのミッションを経て、現在は自社サービスMGRe(メグリ)のテクニカルマネージャーをしています。


「知識の幅広さ」が求められる仕事
ビジネスサクセスと
エンジニアリングの会話を使い分ける

テクニカルマネージャー=プロジェクトマネージャーに近い仕事

一般的にいうと、プロジェクトマネージャーに近い仕事です。すでにご利用いただいているクライアントシステムとMGReアプリとの繋ぎ込みや、ビジネス・運用課題の解消やエンハンスのためのカスタマイズ連携や開発提案などを担当しています。

オーナーシップを持ちながら、要件定義・ベンダーとの調整・進行管理を担当します。新規営業のサポートもするので、セールスエンジニアのような一面もあるかもしれません。

そのため、MGReに関する技術的な会話だけではなく、マーケティング全般の知識や時にはクライアント側の業界知識も必要とされます。

社内ワークショップの様子
クライアントのビジネスや業界事情をより理解するために実施

ビジネスサクセスとエンジニアリングの会話を使い分ける

MGReは主にアパレル・日用品雑貨・食料品など、OMO(Online Merges with Offline)を推進したい企業に導入いただいています。そのため、クライアントとの会話は、マーケティング・MGReを導入後のビジネスサクセスが中心となります。

一方で、MGReはクライアント側が利用している既存システムとの連携が必要不可欠。つまり、対向ベンダーさんとの調整やそれぞれのシステム知識が求められますし、ベンダーさんと対等に会話できないといけない。クライアントの希望を技術的にどう解決していくか、エンジニアに噛み砕いて説明する必要もある。

メグリがビジョンに掲げている”すべてのデータをよろこびの体験に”は、「クライアントが取得している貴重な顧客データをあますことなく活用する」ということ。ここは対向ベンダーさんの協力があってからこそ実現できることなんです。日々、異なる専門性の会話を行き来しています。

クライアントと近い距離で仕事をする、あらゆるステークホルダーを意識する

MGReは創業からしばらくは受託開発をしていたのですが、「クライアントと近い距離で仕事をする、直接契約をする」ことにこだわっていました。今もそのスタンスは変わっていません。なので、仕事をする上で不透明なことや、「これはなんのためにやっている作業なんだろう…」とモヤっとすることってないんですよね。

ただ、ステークホルダーが多いことにより、それぞれの立場によって優先すべきことや重視することが微妙に異なる場合があります。そのため、クライアントの本質的な要求に対する最適解が何か、難易度の高い判断を迫られることもあります。

プロジェクトのオーナーシップを持ちながらも、クライアントの志向性・ビジネス領域・そこに関わるステークホルダー、すべてに想像を巡らせた上で、より良い結論に着地させています。


信頼と尊敬で成り立っている
個人の志向性やキャリア観を尊重しながら
より良い組織にしていきたい

伝えるべきことを、伝えることができるチーム

そういえば、私たちのチームってフラストレーションがないんですよね。小さなストレスがないというか。これって結構すごいなと感じていて。「あ、これ言いづらいからいいや」とか「あの人に聞きづらいな」ということに時間をとられないんですよね。

メグリコンパスにある、謙虚・尊敬・信頼で成り立っているチームだと思います。

バーチャルオフィス空間を活用しながらリモート作業

メグリは一昨年からフルリモート勤務です。コミュニケーションがキーになってくる部署なので、仕事の進め方や雰囲気づくりは工夫しています。具体的には、随時スペチャ(Spatial chat。メグリで活用しているグループチャットツール)にログインしていて、バーチャルオフィスのように仕事を進めています。

あとは週に二回ほどオンラインでお茶会をしています。今迷っているのは、新しく入社してくる方となかなか直接お会いするタイミングが作れないこと。東京以外に住んでいる社員も多いので…。他の企業がどう工夫しているか聞いてみたいです。

入社後のオンボーディングとキャリア形成

入社後のオンボーディングプランは、座学とOJTを並行して進めていて、座学では、サービス知識・仕事の体制・自分が誰とどのように関わるか、なるべく細かくお伝えしています。仕事の関係者が多く、コミュニケーションが重要となる部署なんですよね。

オンボーディングが完了した後の業務も、ご本人の志向性や得手不得手はもちろん、面談等を通じて長期的なキャリアを一緒に考えながら、必要な経験が積めるよう業務分配するようにしています。

キャリアパスに関しては、自分の人生やキャリアは自分で考えることを大切にしてほしいと思っているので、組織としては、それをサポートする関わり方ができたらな、と。テクニカルディレクターからプロジェクトマネージャーを目指すこともできますし、それ以外にも、ご本人の強みや志向性をいかして活躍いただけるポジションを用意したいと思っています。

メグリはこれからさらに事業を拡大していきます。事業成長と個人の成長をリンクさせやすい環境なので、そこを一緒に楽しんでいける仲間に出会いたいと思っています。

半期に一度開催される経営発表会での集合写真(2023年12月)

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